私たちは、日本の工芸やものづくりの素晴らしさを、次の世代へ伝えていきたいという強い思いを胸に、「箸工房 かけはし」を立ち上げました。

 

しかし今、伝統を支えてきた職人の高齢化、後継者不足、素材や道具の価格の高騰や入手経路の困難化、そして大量消費と効率化を重視する時代の流れの中で、日本の工芸の継続は決して容易なものではなくなっています。

 

そのような時代だからこそ、私たちは“つくる人”と“つかう人”をつなぐ場所を目指しました。そして世代や時を超えて未来へ、産地とこちらをつなぐ架け橋になれたらと思っています。

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当工房兼店舗では、全国各地の職人を招き、実際に手を動かして体験していただく機会や、直接お話を伺える場を設けています。工芸品の背景にある物語を知ることで、暮らしの中に「想いのこもった一品」が生まれることを願っています。

大量生産・大量消費の時代を経て、いまこそ本当に「必要なもの」「心に響くもの」を選び、修理や金継ぎといった技術を活かしながら、長く大切に使っていく価値観が求められていると感じています。

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「箸工房かけはし」では、そうした想いを込めて、日本全国の工芸品を一つひとつ丁寧にご紹介してまいります。

心を込めて作られたものに触れ、暮らしに取り入れていただくことで、日本の工芸の未来に新たな一歩を築いていければと思っております。